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新型コロナ対応、色々おかしくないですか?

[2022.12.14]

相変わらず、新型コロナウイルスの勢いは衰えていません。

全国旅行支援もあり、年末年始に旅行したり、帰省したりする人も多いと思います。
今さら、特に気にしないという人も多いでしょうが、戸惑っている人もいると思います。

政府分科会の尾身先生は、年末の行動制限は求めないとした3日後に新型コロナウイルスに感染してしまったそうです。
ワクチンを5回接種済で、のどの違和感がある程度とのことで、軽症で済めばよいと願っていますが、そのような方でも感染するのか、と思った人も多いでしょう。

今は、実際のところ、ウイルス量の違いはあるでしょうが、多くの人が感染している状況だと思います。
全ての人にPCR検査をしたら、かなりの人が陽性となると思います。
ある病院では、一人の職員がのどの違和感があり、ついでにその職場全員で検査したら、全員が陽性となったという、笑えない話も聞きました。



行動制限はしない、と言っているにもかかわらず、感染者が出たら、1週間の就業停止、登校・登園停止、子どもの面倒を見なければならない家族も仕事を休まざると得ない、という状況はおかしくないでしょうか。

ワクチン接種済の比較的若い人の多くは、2,3日で症状は改善し、無症状の人も多いです。
発症早期は感染させる可能性があるとはいえ、そもそも今は無症状で、無自覚に感染している人が周囲に多くいるという状況です。
新型コロナウイルスが流行し始めた初期の段階とは明らかに異なっていますが、上の方々はそれが分からないのか、分かっていても様々な利害関係等により決断できないのでしょうか。

あれだけ厳しい制限をしていた中国も、大きく方向転換しており、その対応の速さは見習うべきものがあると思います。
一方、我が国は、相変わらず、遅々として進まず、今も感染症法の2類相当のままです。

テレワークができる場合は影響は少ないかもしれませんが、小さな会社ほど、そのような対応ができないところが多いと思います。
どの会社、職場でも、そのために他の人の負担が増え、少ない人数でぎりぎりやっているところは、まさに死活問題というところもあるでしょう。
また、自分や家族の感染により、何度も休まざるを得なくなった従業員も、仕事をしたいのにできず、それにより仕事内容が変わったり、気持ち的にも落ち込んだりする人もいると思います。

一方、新型コロナウイルスの治療薬は、最近国産のものも使用できるようになりましたが、非常に高額であることを、多くの人は知らないのではないかと思います。
一般流通が行われるようになった飲み薬のモルヌピラビル(ラゲブリオ)は、標準の内服量の5日分で約9.5万円の薬価となっています。
使用したため軽症だったという人もいるでしょうが、使わなくても自然に回復した人も多いと思います。
現在は、公費で自己負担はありませんが、全国で使用された量を計算すると、膨大な金額になっていることでしょう。
また、ワクチンについても、接種希望者の少ない時期は、どれだけ多くの量が廃棄されたでしょうか。
色々な事情もあるとは思いますが、新型コロナ対応で、気の遠くなるような金額の税金が投入されていることを思うと、今後の我が国は本当に大丈夫なのだろうかと思います。

感染症に対する対応は、またあらためて言わずとも、この約3年で多くの人が分かっていることと思いますが、個人でできることとして、重症化予防のためのワクチン接種は最も重要だと思います。
そして、軽症の人は早期に社会生活に復帰し、重症化した人がすぐに病院に受診できるような環境を整えるべきではないでしょうか。
色々な意見があるとは思いますが、皆様はどう思われますか?

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