生きることとは?①
ゴールデンウィークが始まりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
当院は暦通りで休みとなり、ご不便をおかけして申し訳ございません。
個人的には、ゴールデンウィークもゆっくり休めるわけではなく、休日救急当番にも出勤しますので、またお会いする方もいるかもしれません。
休日や少し時間ができたりした時には、ふと色々考えることがあります。
若い頃から、特に医師の仕事を初めてから疑問に思っていたことですが、生きることとは?その意義とは何でしょうか。
病院に勤務している時には、寝たきりで意識もはっきりしない方々の診療をしながら、そうしたことを常に考えていました。
そのような状態ではかえってつらいのではないかとも思いながら、ある意味、延命治療とも思える治療を行ってきました。
人が生きる意義とは何か?
人が考えることを初めてから、そのことは常に大きな命題となってきたと思います。
最近、ふとひらめいたことがあります。
それは、根本的に考え方を変えた方がいいのでは?ということです。
どういうことかというと、人はなぜ生きるのか、何のために生きるのか、ということではなく、生きていること自体に意義があるということです。
多くの本でそのようなことは指摘されています。
しかし、それを本当に納得することは、自分で腑に落ちるように感じないと分からないのではないかと思います。
自分も十分に理解できているとは思いませんが、今は、若い頃よりそのように実感できているのではないかと思っています。
ただ、それは全てにおいて当てはまることではないとも思います。
延命治療ということに触れましたが、どのような状態でも、何も考えずに延命治療を行えばよいというわけではないため、念のため付け加えておきます。
そのことについて詳しく話し始めると、少し言いたいこととから話がそれるようにも思いますので、またの機会にさせていただこうと思います。
(次回に続きます)