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新型コロナウイルスワクチンについて

[2022.07.12]

新型コロナウイルスワクチンについては、この6月は希望者が非常に少なく、当院では、余剰分を予定以外の日に行うなどして、何とか廃棄はしておりませんでしたが、全国で廃棄されたワクチンはかなりの量だと思います。

その効果の面だけでなく、私たちの税金をもとにした国の経済面からも、本当に残念でなりません。

新型コロナワクチン4回目接種も始まっていますが、医療・介護従事者はそれだけでは対象外です。

理由は、感染予防の効果が短期間であり、重症化予防効果は3回目まででもある程度期待できるからといったことのようです。

しかし、大量に廃棄していたほど余っていたワクチンを、短期間の効果とはいえ、医療従事者などを対象外とする政府の対応にもかなり疑問を抱きます。



医療・介護従事者が感染したら、病院や施設にいる重症化しやすい高齢者や免疫力の落ちた人に感染する機会が多くなるのは、だれが考えても分かると思います。

最初は、そう思われていたのだと思いますが、どこで変わってしまったのでしょうか。

 

60歳以上の方、基礎疾患がある方の4回目接種は、最近の状況を踏まえてだと思いますが、順調に予約が入っています。

当院は6月の状況により、ワクチン接種枠を少なく設定していましたが、今後、少し増やす予定です。

少しでも多くの方に接種していただきたいと思います。

 

一般の方で、まだ、1・2回目接種、3回目接種をされていない方もいると思いますが、今からでも遅くありません。

長期的な副反応については確かにまだ分かりませんが、現在のところ、ワクチンのメリットとデメリットを考えると、やはりメリットの方が大きいと思います。

重症化予防効果は、あると思いますし、感染した人が、ワクチンを接種していない人や2回接種までが多いことを考えると、感染予防効果もある程度あるのではないかと思います。

 

ワクチン接種については、無条件にした方がよいというわけではありませんが、現時点では、接種する方が、メリットが大きいと思います。

迷われる場合は、自分でよく考え、家族と相談して、決めるのが良いと思います。

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