五月病とは、その対処法は?②
新入社員や職場の異動、新学期など環境変化があると、新しい環境への適応がうまくいかず、心身に不調があらわれることが多いです。
新しい環境に少し慣れ始めたかと思ったら、ゴールデンウィークで10連休があり、連休の後半から、休み終わりが近づくにつれて鬱々とした気分となり、休み明けには職場や学校に行けなくなる人も多いと思います。
五月病の原因は1つではありませんが、確かなことは、環境の変化などによる「ストレス」が原因ということです。
五月病対策として考えられるのは、「ストレスの原因と距離を置く」または「ありのまま受け入れる」ということです。
前回書いた、とりあえず出勤する(または登校する)、というのは、後者になるでしょう。
行くだけでいいと思い、とりあえず行くとか、とにかく考えず無心になろうと頑張ればよい、というような意見があります。
前者に関しては、ある調査で、「独自のストレス発散方法」についての回答結果があります。
全体の1位は「美味しい物を食べる」48.4%、次いで2位は「身体を動かす」34.3%、3位は「睡眠・休息をとる」33.4%との結果でした。
一般的にも、「バランスのとれた食事」、「適度な運動」、「質のよい睡眠」の3つはストレス解消に重要です。
これら3つの方法は、健全な肉体を保つ上でも重要であり、疲労回復にも効果があります。
具体的には、好きな物を食べる、ジョギングや水泳をする、カラオケで熱唱する、ヨガをする、寝過ぎることなくリラックスした環境で身体を休める、などです。
また、買い物をする、好きな本を読む、映画を見る、適度にゲームをするなども良いと思います。
五月病への対応策としては、ストレスをためないことが大切です。
上手に気分転換できるように、日頃からご自分に合ったストレス対処法を多く身につけておくと良いです。
疲れを感じる背景として、自分で自分を追い込んでしまっている面もあるかもしれません。自分が陥りやすい考え方に気づくことで、客観的に考えることができ、気分が改善する場合もあると思います。
どうしても、自分なりの対処法が分からなければ、友人や家族、信頼できる人などに相談することも必要です。
話しても仕方ないと思うかもしれませんが、ささいなことを話すことだけで少し楽になり、前に進めることもあります。
一人で悩まず、色々な方法を試して、何とか乗り切っていきましょう。