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気象病とは?薬は?その対処法とは

[2024.06.28]

最近、急に暑くなったり、湿度が高くなったりすることで体調を崩す人が多くなっています。
今日は、気温はそれほどでもありませんでしたが湿度はかなり高めでした。

以前にも何度か書いていますが、この時期はいわゆる「気象病」の状態になる方が多いです。
テレビ番組でも気象病について取り上げられており、認知度も上がっているようです。

「気象病」という病名をつけると、特別な病気のように思われるかもしれませんが、そうではありません。
多かれ少なかれ多くの人が感じるような、天気が悪いと何となく体調が悪いという状態も含まれると思います。頭痛、頭が重い、めまい、立ち眩み、だるいなどの症状が出ることが多く、女性に多いです。

気象病の治療を希望します、という方もおられますが、気象病に特別に有効な薬があるというわけではありません。
薬は、症状に応じて五苓散などの漢方薬や、頭痛やめまいの薬を試していくことになります。

薬もある程度の効果があることはありますが、重要なのは適度な運動、十分な睡眠、色々な工夫をしてストレスをためないようにするといったことです。

今の時期は新年度となってまだ約3か月で、新しい環境にまだ十分なじめずストレスを感じている方も多く、そのような場合も天候の変化が加わりより症状が出やすくなっていると思います。

天候の安定や環境への慣れなどによりしばらくすると症状が軽減してくることも多いので、慌てる必要はありません。
調子が悪い時に薬を飲むのも悪くはありませんが、まずは、なるべく歩いたり体操したり自宅でもできるような運動をして、早めに寝て十分に睡眠をとるようにして様子をみていただくとよいと思います。

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