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運動により、片頭痛やうつ病、睡眠障害が減るかもしれません

[2022.09.09]

最近、ブログの更新が遅くなり、私の拙い文章をチェックしていただいていた方には、申し訳ございません。
できるだけ、色々な話題で書いていきたいと思いますが、重複するところもあるので、ご興味のある方は、過去のブログや、外部ブログもご参照下さい。

さて、今回は、運動をぜひお勧めしたいということで、書かせていただきます。
最近、やや蒸し暑いですが、以前より涼しくなり運動もしやすくなったと思います。

片頭痛などを運動習慣によって抑制できる可能性を示す研究報告が、昨年、米国神経学会で発表されました。
この研究では、中程度から激しい運動を、週に最低2時間半(150分)行う人は、片頭痛や、うつ病、睡眠障害、ストレスなどの割合が低いことがわかりました。

片頭痛と診断された 4,647 人が参加し、片頭痛の特徴、睡眠、うつ病、ストレス、不安、運動の量に関するアンケートに回答しました。
週あたり150分以上の中強度~高強度の運動(ジョギング、早歩き、スポーツ、大掃除、サイクリングなど)を行っていたのは、対象の約4人に1人、27%(1,270人)でした。

150分以上運動を行っていた群と、そうでない群を比較すると、前者の方が、片頭痛の発作頻度、うつや不安のレベルが高い人の割合や、睡眠障害の有病率が低いという結果でした。

片頭痛の発作頻度は、運動をほとんどしない群では、月あたりの発作頻度が0~4日の人は5%、月あたりの発作頻度が25日以上と多い人が48%で、一方、運動していた群では、それぞれ、10%と28%と発作頻度が少なくなっていました。

うつに関しては、運動をほとんどしていなかった群(806名)の47%(377名)がうつレベルが高く、運動していた群(1,270名)でうつレベルが高いと判定されたのは25%(318名)と少ない結果でした。
睡眠障害の有病率は、運動をほとんどしていなかった群の77%、最も運動していた群の61%と、こちらも運動していた人の方が少なかったようです。

運動すると、脳の中でエンドルフィンと呼ばれる鎮痛物質が放出されることにより、よりよく眠れるようになり、ストレスが軽減し、片頭痛の頻度と強度を減らすことになるのかもしれません。

その他にも、運動は、高血圧、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病など、多くの病気を改善する効果があります。

私も、秋のマラソン大会に向けて、少しずつ練習を始めています。
運動していない方は、できる範囲で、運動を始めてみませんか?
いきなり無理をしても続かないので、まずは、1日15分くらい歩くことから初めて、徐々に増やしていきましょう。
運動している方は、継続して頑張っていきましょう!

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