メニュー

新型コロナワクチン、インフルエンザワクチンを接種すべきか?①

[2022.10.05]

最近、コロナウイルス感染者数は、減少傾向ですが、ワクチン接種について、どうすればいいのだろうと思っている方も多いと思います。

さいたま市の個別医療機関で来週から使用できるようになるオミクロン株対応ワクチンは、従来株とオミクロン株「BA.1」のワクチンが2種類入っている、いわゆる2価ワクチンです。

このワクチンは最近広がっていたオミクロン株の「BA.5」ではなく、ことし初め以降広がった「BA.1」を元につくられています。

ファイザー社は、これまでの臨床試験では、オミクロン株対応のワクチンを4回目の接種として使った場合、「BA.1」に対し、ウイルスの働きを抑える中和抗体の値が、従来型のワクチンを使った場合の1.56倍になり、「BA.5」に対しては「BA.1」には劣るものの中和抗体の値は上昇したとしています。
その結果によると、来週から接種できるワクチンでも、ある程度の効果はあるということになります。

一方、厚生労働省の専門部会は、本日(10月5日)、オミクロン株の「BA.5」に対応した新型コロナワクチンに製造販売の承認を了承したとの報道がありました。
製造販売の承認が了承されたのは、ファイザー製の従来型とオミクロン株の「BA.4」「BA.5」に対応する新型コロナワクチンです。

では、今、どのワクチンを接種すればよいのか?また、感染者数が減少している現在、接種する必要があるのか?と疑問な方も多いと思います。

「BA.4」「BA.5」に感染しないためには、それらに対応するワクチンが接種できるようになってからの方がよいとも言えますし、接種を待っているうちに感染するのが怖いという方は早めに接種した方が良いとも言えます。

以前にも同様のことを書いており、無責任に思われるかもしれませんが、正直な話、自分が信じられる十分納得できる方法をとるしかないと思います。

未来のことは誰も分かりません。それは、現場の医師も、テレビによく出ている専門家の方々も同様です。

医師といっても、海外や国内からの色々な情報を得た上で(そこは重要なことですが)、今後のことを推測して話しているに過ぎません。
報道の仕方により、断定的に受け止められることもあると思いますが、そのようなものだと認識していただければ幸いです。

(次回に続きます)

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME