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片頭痛の新しい治療について②

[2021.10.22]

今回の新しい片頭痛の薬は、基本的には月一回、外来に通院して注射します。
初回には、2回分の薬が必要なものもあり、3か月に一回、3か月分をまとめて注射するという薬もあります。

副作用については、注射した部分の痛みや一時的な腫れは、薬によっても異なりますが、約4-30%程度あり、その他めまいや便秘などがありますが非常に少なく、安全性の高い薬といわれています。

しかし、一つのハードルとなるのは、その費用です。1か月分の費用はその薬代だけで4万円以上と高額です。健康保険は使えるため、3割負担なら1万3-4千円程度となりますが、診察代などを含めるとさらに高額となり、それが基本的に毎月となります。

そのため、ほとんどの医療機関では常備されているわけではなく、希望される方がいれば、その都度、注文することになります。

また、どの医療機関でも使用可能なわけではありません。
処方できる医師の条件として、頭痛を呈する疾患の治療に5年以上の臨床経験があり、「日本脳神経外科学会」「日本頭痛学会」「日本神経学会」「日本内科学会」のいずれかの学会の専門医であることが必要です。
私は日本神経学会の専門医であり、その条件を満たしておりますので、必要な場合には処方することが可能です。

片頭痛に悩まされており、費用負担に問題のない方は、考えてみてもよいと思いますので、ご相談下さい。

<11/18 追記>
ご説明が不十分な面があり、思ったのと違うという方には、大変申し訳ございませんでした。
この注射薬を使用するにあたり、より詳しい要件についてご説明させていただきます。

使用するには、十分な診察の上、片頭痛と診断されており、片頭痛発作が3ヶ月以上、月平均4日以上起きている、又は慢性片頭痛であることを確認して、適用を考慮することとされています。
また、睡眠・食生活の改善、適正な体重維持、ストレスマネジメントなどの非薬物療法や、片頭痛発作の急性期治療・予防治療を適切に行っても、なお日常生活に支障をきたしているといった条件が必要となります。

また、他院に片頭痛で通院されており、当院での治療を希望される方は、今まで通院していた病院からの紹介状と、少なくとも過去3か月以上に片頭痛が月4日以上あったことが記録されている書類(頭痛日記など)をご持参下さい。
それらを参考の上、治療適応について、考慮させていただきます。

必ずしも、全ての片頭痛の方に可能なわけではありませんので、ご注意下さい。


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