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新しい糖尿病の治療薬について②

[2022.03.03]

元々注射薬のみでしたが、昨年より内服薬(セマグルチド:商品名リベルサス)も使用できるようになったGLP-1受容体作動薬は、インスリン分泌を促して血糖値を下げる薬です。

食事をしてブドウ糖やアミノ酸が小腸に到達すると、小腸からインクレチンという消化管ホルモンが分泌されます。GLP-1(glucagon-like peptide-1)は、インクレチンのひとつで、膵臓のGLP-1受容体と結合してインスリン分泌を促して血糖値を下げる働きがあり、その働きが持続するように工夫して創られた薬がGLP-1受容体作動薬です。
インスリン分泌能の残っている2 型糖尿病の方のみ使用可能です。

空腹時には働かず、食事をとって血糖値が高くなったときに働くため、低血糖を起こしにくいといわれています。ただし、SU薬やインスリンと一緒に使う場合は低血糖への注意が必要です。
また、食欲を抑えるため体重減少が期待できます。

DPP-4阻害薬やSGLT2阻害薬との血糖降下作用の比較では、同等またはやや効果が高いとも言われています。
同じインクレチンに関連する薬であるDPP-4阻害薬との併用はできません。

内服方法には注意が必要で、1日のうちの最初の食事又は飲水の前に、空腹の状態でコップ約半分の水(約120ml以下)とともに服用し、服用時及び服用後少なくとも30分は飲食及び他の薬剤の経口摂取を避けることとされています。
そのため、認知症の方などには難しい場合もあると思います。

現在使用している薬で血糖コントロールが良好な方は、特に変更する必要もないと思いますが、不十分な方や、不安定で低血糖を起こすことがある方などは試してみてもよいと思います。

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