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高度難聴の方も当院では筆談での診察が可能です

[2022.03.13]

先日、グーグルに投稿して下さった方に、タイピングが速いとのコメントをいただきました(ありがとうございます)。
実際には、それほど速いわけではなく、普通の会社員程度だと思いますが(新入社員の時期に独学で練習しました)、ブラインドタッチはできるので、ある程度、患者様の顔を見ながらタイピングすることはできます。

時々、高度難聴の方が来院されることがあります。
耳元で、大声で呼びかけても良く分からず、お互いに疲れてしまい、そのままでは診察もスムーズに進みません。

普段、診察室として使用している場所(診察室2)には、CT画像を見るための縦型のモニターがあります。
ふと思いついたのが、モニターに大きな文字を書いて示したら、難聴の方ともある程度会話できるのではないか、ということです。
実際に、筆談なら普通に会話でき、笑顔で感謝しながら帰っていかれる方もおられて、良かったと心から思いました。

また、難聴の方は、声が届きにくいため、認知症と誤解されていることもあります。
文字の書いてあるカードを用いて、認知症の検査である長谷川式スケールを行うと、ほぼ正常のこともありました。

少しの工夫で、状況が改善することがあるということを改めて学びました。
認知症やパーキンソン病の方、そのご家族も色々と工夫するとより良い生活につながることがあります。
そのようなことを分かりやすく説明した冊子もありますので、お気軽にご相談下さい。

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