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片頭痛の新薬の印象/頭痛の予防薬とは

[2022.08.25]

片頭痛の新薬の印象というタイトルですが、2022年時点の記事でしたのであまり新しいとは言えなくなりました。
2026年3月にゲパントという種類の新しい薬についてご紹介しているのでそちらもご参照下さい。

2022年6月より使用できるようになった片頭痛の急性期治療薬のレイボー(ラスミジタン)は、残念ながら当院では処方することは少なくなっています。
その理由は、くらくらする感じなどのめまい感が出ることがあり飲み続けられないという方が多く、従来のトリプタン製剤でも効果がある方が多いからです。
ただ、特に副作用を感じることなく効果があるという方には継続しています。合う方には悪くない薬だと思います。

片頭痛の予防薬については、当院に来られる多くの頭痛の方には「以前より楽になりました」と言われています。
頭痛診療を行っていない一般内科ではあまり処方されず、脳神経外科でもあまり処方されていない場合があるため、頭痛が気になる方にはぜひ試していただきたいと思います。

以前から存在する薬ですが、カルシウム拮抗薬のミグシス(ロメリジン)や、昔はうつ病にも使用されていたトリプタノール(アミトリプチリン)、てんかんの薬でもあるデパケン(バルプロ酸)などが、片頭痛の予防薬として使用できます。
また、肩こりなどが強い方にはテルネリン(チザニジン)、天気や気圧関連の頭痛には五苓散、慢性片頭痛には呉茱萸湯、高血圧の方にはブロプレスなどの降圧剤など、症状に応じて効果的と思われる薬を処方します。

それらの薬は、頭痛の頻度が多い場合には、頭痛の時だけ飲むのではなく普段から飲んでおくことでつらい頭痛の頻度を減らし、症状を軽減します。
ただ、頭痛に精神的な影響があるような方には、あまり効かないこともあります。

片頭痛予防の注射薬(アジョビ、エムガルティ)については、まれに効果がないという方もいますが、ほとんどの方には効果があります。
ただ、薬価がやや高額で、完全に頭痛がなくなるということは少ないため、予防薬などである程度コントロールできる方には積極的にお勧めしておりません。
また、当院では、数回院内で接種した後は原則自己注射でお願いしています。

頭痛で市販薬を飲んでいても十分効かずまた痛くなるという方、鎮痛剤は効いても飲む頻度が多くて気になる方、薬を飲むほどではないがいつも頭が重いという方などは、色々試すことのできる薬がありますので、ぜひ一度ご相談下さい。
(2026/6 加筆修正しました)

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