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危険です!!熱中症を予防しましょう!①

[2025.08.03]

今年は早くから猛暑が続いています。
テレビなどでもよく報道されていますが、特に熱中症に注意する必要があります。
倒れてしまうことはなくても、水分摂取不足や暑い環境で過ごすことで、頭痛やめまい、倦怠感など熱中症と思われる症状が出ることはよくあります。

そもそも熱中症とはどのように診断するのかご存じでしょうか。
日本救急医学会の熱中症診療ガイドライン2024では、熱中症の診断基準は「暑熱環境に居る、あるいは居た後」の症状として、めまい、失神(立ちくらみ)、生あくび、大量の発汗、強い口渇感、筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返り)、 頭痛、嘔吐、倦怠感、虚脱感、意識障害、痙攣、せん妄、小脳失調、高体温等の諸症状を呈するもので、感染症や悪性症候群による中枢性高体温、甲状腺クリーゼ等、他の原因疾患を「除外」したものとされています。
つまり、暑い環境にいて体調が悪くなったような場合に、風邪などの他の病気でなければ熱中症と診断できるということです。
他の疾患を除外するという点では医師の判断が必要となりますが、何か特別な検査をして熱中症と診断できるというわけではなく、医師でなくても熱中症を疑うことは可能です。

また、意識障害や肝・腎機能異常、血液凝固異常など血液検査での異常を伴うような重症例(Ⅲ度以上)は病院での集中治療が必要となりますが、軽症例の治療はクーリングと水分・電解質補給であり、すぐに改善するような特別な治療ができるわけではありません。
そのため、熱中症を予防することが最も重要です。

年代的に特に注意が必要なのは乳幼児や高齢者ですが、中学・高校生などスポーツを行う人が多い年代や肉体労働を行う中年期の男性なども注意が必要です。

小さなお子さんは大人と比べて、汗腺が未発達なためうまく体温調節をすることができず、体重当たりの表面積が大きいため、環境の温度変化の影響を強く受けます。
晴れた日は熱くなった地面近くの気温は高く、照り返しによる熱の影響も大きくなりますので、特にベビーカーに乳幼児を乗せて外出するときは、様子を見ながら十分気をつけましょう。

ご高齢の方は、加齢に伴い発汗などの体温調節機能や体内の水分量が低下し、脱水になりやすくなります。脱水は汗をかく量の低下をまねき、過剰な熱を放出しにくくなります。
また、気温の変化に対する感受性が低下して暑さを感じにくくなり、衣服を薄着にしたり空調を使ったりすることを嫌がるようになります。
脱水による喉の渇きや飲水行動を引き起こす「口渇中枢」の機能も低下し、水をあまり飲まず脱水を引き起こすことになります。

お子さんやご高齢の方は気づかないことが多く、訴えられないこともあるので、ご家族が十分に気をつけて指摘していただくことが重要です。

(次回に続きます 熱中症の予防法・対処法についてご説明します)

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