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コロナウイルスは今どうなっている?2025

[2025.06.11]

最近は、発熱や風邪症状の方はある程度来院されますが、新型コロナウイルスの抗原検査が陽性となる方はほとんどいません。
そのため、高熱が出ておらず、特に検査希望もなければ検査を行わないことも多いです。
定点把握(指定された医療機関から報告された患者数)のデータでは、埼玉県では昨年12月頃から徐々に増え始め2月頃がピークでしたが最近は減少し、低い数値で落ち着いているという状況です。

一方、5月28日の報道で、神奈川県の中学生が5月21日~23日に行われた京都への修学旅行後、新型コロナウイルスの集団感染があり6月1日まで学年閉鎖となる事態が発生したと報じられていました。
今週、当院でも久しぶりに陽性となった方がいたため、注意が必要と思われます。

また、海外では、中国、台湾、香港、タイ、ベトナム、インド、シンガポールなどアジア各国では新型コロナウイルスの感染者が徐々に増加しています。
NB.1.8.1、LP.8.1、XDVなどオミクロン株から派生した株のようですが、専門家でなければ医師でもその違いはよく分からないと思います。
重症度が特に強いというわけではないようですが、いずれも感染力は強いようです。
最近、訪日する外国人の数も増えているため、日本でも感染が拡大する可能性はあります。

感染した場合の治療については、抗ウイルス薬は著明な効果はなく高額でもあるため最近はあまり処方されないことが多く、基本的にはその他の風邪と同じ治療になります。

そのため、最も重要なことは予防することです。最近はマスクをしていない人も多いですが、感染予防に重要なのは、やはりマスクと手洗いです。
特に暑い日はマスクをしたくないというのも分かりますし、外で人と離れている場合はマスクが絶対必要というわけではないですが、電車や店などの屋内ではできるだけ着用し、公共の場所で何かに触れた際には、自分の鼻や口には触らないようにしてなるべく早く手洗いすることが重要です。

最近のコロナウイルスの状況とその対応について簡単にご紹介しました。
また大流行して自分も感染するのを防ぐため、できるだけ気をつけていきましょう。

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